令和4年秋期試験問題 午前Ⅱ 問5

チームの発展段階を五つに区分したタックマンモデルによれば,メンバーの異なる考え方や価値観が明確になり,メンバーがそれぞれの意見を主張し合う段階はどれか。

  • 安定期(Norming)
  • 遂行期(Performing)
  • 成立期(Forming)
  • 動乱期(Storming)
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分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの資源
解説
タックマンモデルは、心理学者であるB.W.タックマンにより提唱されたフレームワークで、チームが形成され、成熟し、解散するまでの過程を5段階で表現したものです。チームビルディングを加速させるために、プロジェクトリーダーにはフェーズごとに適切なコミュニケーション策を採ることが求められます。
成立期(Forming)
チーム形成の初期段階。メンバー同士がお互いのことを知らず、様子を見ている。
動乱期(Storming)
チームの行動が開始される段階。意見の食い違いや人間関係についてメンバー間の対立が生まれる。
安定期(Norming)
チーム内での個々の立場が安定し、メンバーの共通目標であるプロジェクトの成功に向けて集中する段階。
遂行期(Performing)
チームとして成熟した段階。メンバー同士の信頼性が高くなり、チームとして機能することで生産性が高まる。
解散期(Adjourning)
目的を達成し、プロジェクトから離れる。
タックマンモデルによれば、メンバー同士の考え方や価値観が明確になり、個々の意見を主張し合うのは2段階目にあたる動乱期(混乱期ともいう)です。したがって「エ」が適切です。

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