令和7年秋期試験問題 午前Ⅱ 問14

JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)によれば,テクニカルプロセスの一つである妥当性確認プロセスの目的はどれか。

  • システムがその利用中に,意図された運用環境で意図された用途を達成することで,そのビジネス又はミッションの目標及び利害関係者要件(要求事項)を満たすという客観的証拠を提供する。
  • システム又はシステム要素がその指定された要件(要求事項)及び特性を満たしていることの客観的な証拠を提供する。
  • 製品,サービス及びプロセスの品質について,効果的な管理を支援し,これらの品質を実証するために,これらに関する客観的なデータ及び情報を収集し,分析し,報告する。
  • 組織の品質管理プロセスのプロジェクトへの効果的な適用を確実なものにするよう支援する。
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分野 :テクノロジ系
中分類:ソフトウェア開発管理技術
小分類:開発プロセス・手法
解説
妥当性確認プロセスは、システムがその利用中に、意図された運用環境で意図された用途を達成することで、そのビジネス又はミッションの目標及び利害関係者要件(要求事項)を満たすという客観的な証拠を提供することを目的とするプロセスです。ステークホルダが求める「正しい製品が作られた」かどうかを判断する工程です。ソフトウェアに係る作業成果物に対して、又はソフトウェアの受入れの際に実施されます。

したがって「ア」が正解です。
  • 正しい。妥当性確認プロセスの目的です。
  • 検証プロセスの目的です。システム/ソフトウェアが要件に従って、「正しく作られた」かどうかを判断するプロセスです。
  • 測定プロセスの説明です。テクニカルプロセスではなく、テクニカルマネジメントプロセス群に属します。
  • 品質保証プロセスの目的です。テクニカルプロセスではなく、テクニカルマネジメントプロセス群に属します。

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